- 数学・理科
- 榎園 隼人
高3生に限らないのですが、進路相談の際に【なぜ理学部の物理学科を選んだのか】と聞かれることがあります。
考えてみると私は、物理学科を卒業(テーマが壮大過ぎて目途がつくまで3年くらいかかりましたが)して今に至る訳ですが、高校3年生の夏まで思い描いていた自分の将来のイメージは「化学科に進学して何か研究職とかに就くんだろうな〜」といったものでした。そんな夏休みのときに(今は母校となる)大学のオープンキャンパスに参加しました。当然化学科を見学するはずだったのですが、ひょんなことから物理科に迷い込んでしまいました。
そのとき、(確か)磁性物理の教授の方にお話を伺ったのですが、なんというか小学生が友達と楽しそうにしゃべるように「すごく楽しんでいますよ〜」というオーラが見えました。当時は物理をあまり勉強してないですし、分からないことだらけだったはずなのにいつの間にか物理の世界に引き込まれてしまいました。本当に楽しんでいる・世界の最前線に立つ人の言葉の重みというか引き込む力というものを実感しました。
勉強することと将来を楽しむ・豊かにすることはすべてつながっていると知り、今は一人でも多くの塾生のみなさんがそのことに気付いてくれることを願いつつコムタスで過ごしています。