【高校生むけ】考えたことありますか?「問題を解くための戦略」を!
「コムタスではこうやって成績を伸ばします」シリーズです。
コムタスに通うつもりなどない!という方も、ご自分の勉強を振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
今回は「問題を解くためには戦略が必要」という話です。
昔は「練習中に水飲んだらダメ」だった運動部、今は?
聞いたことがあると思いますが、昔の運動部は「練習中に水を飲んだらダメ」でした。
ほかにも「上を目指すなら休みなしに練習する」とか「神社の階段をうさぎ跳びで往復」とか、今では否定されているやり方も昔はあったんです。
これらの方法がいま否定されているのは、スポーツ医学が発達して「そのやり方では身体を壊してしまう」と分かってきたからです。
このように、体を鍛えるための方法は進化しています。根性だけ・素質だけでは伸びが限定的になってしまうので、科学の力でより効果の出る方法に変わってきているのです。
大学入試は「やればできる」世界ではない
大学入試って「やればできる」のでしょうか?そんなことはありません。
現代社会は高度な文明に支えられているので、「医学」「数学」「経済学」「データサイエンス」など高度な学問を修得する人材を育成する必要があります。
こういった高度な学問を学ぶための選抜を受けるのが大学入試です。したがって全員が頑張るだけでクリアできるとは限りません。そう思いませんか?
義務教育の終わりに受ける高校入試と、高度な学問の入口で受ける大学入試。全然レベルが違って当たり前だと感じていただけましたでしょうか。
なぜか勉強の世界には「やればできる」がはびこっている
このように、勉強の内容はどんどん高度になっていくのに、なぜか勉強の世界には「やればできる」がはびこっています。不思議です。
確かに「やってない」と勉強はできるようになりません。1日30分の勉強で広大に合格する、なんてことは通常はありません。
でも「やれば」できるようになるのでしょうか?スポーツや音楽活動に置き換えて考えてみれば、そんなことはないと分かるでしょう。
例えばあなたが野球部に所属しているとします。「野球の練習をやれば」いつかマツダスタジアムの打席に立てる日が来るでしょうか?そんなに甘い世界ではないのは明らかです。
言い換えると、
何事も「やり方次第」でうまくいったりいかなかったりする
ということです。
いつから始めるか。何をいつまでにするか。どのようにするか。こういった細かいことの積み重ねで、望みの結果が出たり出なかったりする。スポーツや音楽だけでなく、勉強もそうなっているはずです。
「やる」だけだと「たまたまうまくいった人」だけが生き残る
「やればできる」という言い方には、暴力的な側面があると我々は感じています。
なぜならこの言い方は「できていないのなら、それは『やってない』からだ」と決めつけているからです。
そしてもっと「やって」も結局はあまり結果につながらず、「ああ、自分はこの程度の人間なんだな」という諦めを感じて高校を卒業していく。
別に大学の偏差値が人生の価値を決めるわけではないのですが、「広大に行きたい」と思って勉強を「やった」のに届かなかった…「九大に行きたい」と思って勉強を「やった」のに届かなかった…それは全て、自分の「やる」が不足していたから…と考えるのは、自分を追い詰めすぎではないでしょうか?
私たちは、勉強の結果を出すためには
ということが必要だと考えています。
だから「卒業生の声」に多々挙げられているようなやとなど、「正しいやり方」を指導しますし、自習室をはじめとする環境で「たくさんやる」ことをサポートしています。
そうすると、コムタスでの学習経験を卒業後の人生にもつなげてくれるのではないか、自信を持って大学生活を送ってくれるのではないか、と思うのです。
「分かりやすい授業」のワナ
勉強が出来るようになるためにはまずは「分かりやすい授業」が大切。それはその通りです。私たちも、プリントや動画では伝わりきらない部分を伝えるため、ライブ授業を行っています。
ただ、「授業が分かりやすければ後は生徒が勝手に伸びる」と考えるのは大きな間違いです。
理解するだけでは自分で解けるようにならない
21世紀の今は教える側の技量も上がっているので、生徒が「分かりやすい」と感じる授業をするスキルをもった先生は世の中に大量にいます。
ですが、「分かりやすい」だけでは生徒は自分で解けるようにならないのです。
その理由はいろいろありますが、たとえば以下の通りです。
- 「分かった」のか「分かったつもり」なのか自覚が難しい
- 「解き方を聞いてナットクした」だけだと自分で解き方を思いつかないので、自分一人では解けない
- 「その問題が解ける」のか「似たような問題が解ける」のか自分ではよく分からない
自分で解く練習だけしても解けるようにならない
そこで大体の高校生がやるのが「類題を解く練習」なのですが、これも難しいんですよ。これまた理由はいろいろありますが、たとえば…
- 習った要素を過不足なく含む類題を探すのが難しい
- 「見た目が似ているから解ける」だとほとんど意味がない
- 間違ったときに解答を読むしかなく、そうすると「分かりやすい授業のワナ」と同じことになってしまう
こんなところですね。問題演習を通して何を練習しようとしているのか、はっきり自覚できる高校生はなかなか多くないと思います。
「3周やる」「できるまでやる」も危険
先輩などから「問題集は3周ぐらいやらないといけない」とか「間違った問題はできるようになるまで繰り返す」とかいう話を聞いているかもしれません。一部の教育系サイトにもそう書かれていることがありますね。
この方法が悪いわけではないのですが、「3周やること」自体が目的になってしまいがちなので注意が必要です。
繰り返しになるようですが、
- 自分で解き方を思いつけるのか
- 似たような問題も幅広く解けるのか
というあたりを考えずに3周やってしまうと、「その問題しか解けない考え方」を3回も繰り返してしまうことになります。
スポーツにたとえると「変なフォームで素振りを100回やってしまう」のと同じです。変な練習をすると、変なクセが固まってしまいますよね?それだとあまり上達は見込めません。
コムタスには「問題を解くための戦略」があるから成績が上がる!
コムタス高校生科で指導しているのは
- 一つひとつの問題を理解してもらう
- 「分かったつもり」にならないよう、個別対応も含めて「先生の目」を入れる
- 自分で解き方を思いつくためにどうするかを伝える
- 似たような問題も解けるような策を授ける
- 迷ったときに問題を読み解くための「地図」を与える
などなどです。
卒業生の文章にもよく出てきます。4人分ほど紹介しますね。コムタス内で流通している独自の用語はで伏せ字にさせていただいています。
「一つの問題を丁寧に解き、とをしっかりと理解することで似た問題も解けるようにする(略)ことで時間を効率化でき」
いいですね~。「似た問題」を、そもそも「似ている」と判断できることが素晴らしいと思います。
「コムタスで特に役に立った事は、『と』の考え方です。これを身に付ければ、大体の問題で手が止まることなく解き進めることができます」
この卒業生は九大歯学部に進学したS.K君なのですが、受験から帰ってきたときに「物理と化学はとでサッサと解けるだけ解きました」と言っていましたね。
「コムタスの授業で『・』という解き方のポイントを得て、ただ問題を解くだけの考え方ではなく(略)似た問題のときもそので解けるのではないかと新たな着眼点を持つことができました」
このように、学んだことを「他の問題にも使えるのでは?」と考えるのが「応用力」の正体ですね。よい力を身に付けて卒業してくれたのではないかな?と思っています。
「コムタスに来て問題におけるとを学んだことで、今まで不足していた『問題を見てどう思うか』を考えるようになりました」
この卒業生は鳥取大学に進学したM.K君ですが、コムタスに来る前は「ひたすら問題を解きまくる」という勉強方法を取っていたんだそうです。でもその勉強方法には不足していたものがあった、ということですね。
色々な言葉で表現してくれているのがありがたいです。一人ひとりの生徒にとって、少しずつ異なる価値があったのかもしれません。コムタスに来てくれたからこそ手に入れられたもの、だったらいいなと思います。
そのほか、卒業生の声をお読みになりたい方は【こちら】からどうぞ。
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