【高校生むけ】「勉強のやり方」を高校生になってから変えましたか?
「コムタスではこうやって成績を伸ばします」シリーズです。
コムタスに通うつもりなどない!という方も、ご自分の勉強を振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
今回は「勉強のやり方はいつまでも同じではない」という話です。
高校入試と大学入試はハードルの高さが全く違う
高校入試と大学入試は、どちらも「入試」と名前がついていますが、全然ハードルの高さが違います。
これはスポーツなんかを見てみればすぐ想像がつきます。たとえば中学生の野球大会と高校生の甲子園は、どちらも「野球」ですが全然レベルが違うのは明らかでしょう。
勉強も、中学生がクリアする高校入試と高校生が受ける大学入試では、全くレベルが違うのは当たり前です。
進学率の比較 - 高校99%・大学58%
データの面からも見てみましょう。
高校等への進学率はだいたい99%。それに対して大学進学率は58%程度です。
参照:
(大学進学率)文科省「学校基本調査-令和5年度 結果の概要-」
(高校等への進学率)同上「257 状況別卒業者数」
つまり中学のときの同級生のほとんどは「進学」の道を選ぶのですが、その先に「大学進学」をするのは半分ぐらいしかいないということです。
18歳まではほとんどの人が入学・卒業を繰り返してどこかの学校に通うので、何となく人生には決まったルートがあるような気持ちになるかもしれませんが、実際には18歳以降は進路はかなりバラバラになります。
ですから「大学に行く」と決めたなら、「大学へ行く」用の覚悟をもって準備をしなければなりません。もちろん大学に行かないのも人生の選択です。その場合は「大学へ行かない人」用の覚悟をもって人生を渡っていくのです。
学習内容の比較
学習内容の難しさも中学と高校ではだいぶ違います。大学に入ってからはもっと難しくなります。当たり前です。
この難しさの上昇についていけないと、先に進んだどこかで行き詰まってしまいます。
例えば英単語について考えてみましょう。
2024年現在、小学校で600語~700語、中学校で1600語~1800語、高校で1800語~2500語を新しく覚えることになっています。もちろん小学校で学ぶ単語には "dog" なども含まれていますが、中学で学ぶ単語はもっと難しく、高校ではさらに難しい単語を学びます。
参照: 文科省 【外国語編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 (p.37)
dogやcatなどという日常的で簡単な英単語は誰でも覚えられるかもしれませんが、abuseやcapriciousなどといった難しい単語はどうでしょうか?今までと同じ覚え方で果たして覚えられるのか?と不安になりませんか?
他にも、理科の「天気」の単元を例に取ってみましょうか。
「天気」は中学の理科でちょっと勉強しますね。「露点」とか「湿度」とかの問題を解いた記憶がある方も多いでしょう。
中学のときはその程度の内容だった「天気」ですが、気象について専門知識を学ぶ気象大学校の偏差値は67.5(パスナビ調べ)とのことです。東京大学理科一類の偏差値も67.5ですので、「天気」を学ぶことがいかに難関なのか分かっていただけるでしょうか?
参照: パスナビ 気象大学校 ・ 東京大学
気象予報士試験の合格率を見てみても分かります。だいたい気象予報士試験は5%前後の合格率です。ちなみにコムタスには気象予報士のヒトがいますよ(笑)。
参照: 気象業務支援センター
「天気」という誰でも勉強したことのある分野が、実は上の学年になると非常に難しくなっているんだと分かっていただけると思います。
今までとずっと同じやり方だと無理がある
ちょっとしつこく「上の学年になると勉強は難しくなる」ということを述べてきました。
これは脅しているわけではなく、21世紀の文明社会は実は高度な学問によって支えられており、その一端を学ぶのが大学だということです。
でも心配しないでください。「やり方」を変えればいいんです。
学習内容や量に応じてやり方を変えるべき
上の学年に行くほど学習内容は難しくなり、量も増えます。それはちょっと恐ろしいことではありますが、内容や量に合わせて勉強のやり方を変えればいいんです。
例えば英単語を覚えるのに、小学生ぐらいだと「ただ書いて音読すれば覚えられた」かもしれません。何しろ単語もdogやcatのようなものが中心なので、覚えるのも簡単です。
でも高校ぐらいになると、接頭辞や語幹に気をつけて派生語を覚えたり、適切な間隔を空けて反復したりといった、いわゆる「正しい覚え方」をマスターする方が圧倒的に覚えやすいです。
英単語ひとつ取ってもこうなので、他の分野や科目にもそれぞれ「やり方」を変えるべき部分がいろいろあります。
もしあなたが高校生なら、「高校生らしい勉強のやり方」をできているかな?とセルフチェックをしてみるといいですよ。いつまでも中学生みたいなやり方だと、どこかで行き詰まってしまいます。
勉強してもしても成績が下がることも
「高校生らしいやり方」になっていない場合、勉強してもしても成績が下がってしまうことがあります。
例えば、毎週覚えるべき単語数が多すぎて、覚えるスピードよりも忘れるスピードの方が早くなってしまうことがあります。いわゆる「覚えても小テストの後には忘れる状態」です。
そんなとき「覚える時間を増やす」という方向に行きがちなのですが、1日は24時間というのは決まっている上に、高校生の方が学校行事や部活でやることが多いため、すぐに勉強時間(または睡眠時間)が不足するようになります。
よく聞くお悩み「効率的な勉強法を教えてほしい」
呉で長年、塾をやっていますと、特に高校生の保護者様から聞くのが
「うちの子、夜中まで課題をやってよく頑張ってるんですが、成績が悪くて…」
「勉強の効率が悪いんじゃないかと思うんですよね…」
といったお悩みです。
課題をやること自体が悪いわけではないのですが、課題の使い方次第で成績って上がったり下がったりするんですよね。この記事なども参考にしていただけるかと思います。
参考記事: 課題を利用して学力をつける方法
また、今年の高1生に「進学前に何か不安はある?」とアンケートを採ってみたら、こんなことを書いてくれた生徒もいました。
「効率よい勉強方法を身に付けたいです」とのこと!入学前から意識が高いですね。
コムタスでは「勉強のやり方」の改善もできるから学校も模試も成績が上がる!
コムタスでは近年、「勉強のやり方」を改善して生徒に喜んでもらうケースが多くなっています。
ただ、これは「今日からこんなやり方で勉強してね」と1回言えば済む問題ではなく、非常に気長なアプローチが必要になります。
たとえば「復習のやり方」を直すのに100回ぐらい言うイメージでしょうか。生徒の状態や今日のできごとに合わせて100通りの説明をすると、その中のどれかがヒットして「やってみようかな」と気が変わり、効き目のスゴサに生徒本人がビックリして、あとは自発的にやるようになる。そんなイメージです。
卒業生に「後輩向けにアドバイス書いてあげて」と頼んだときに、さまざまな言葉で「やをやりなさい」と書いてくれる子が多いので、効き目は折り紙付きだと自負しています。山ほどあるんですが、3人分ほど紹介しますね。例によってコムタス内で流通している独自の用語はで伏せ字にさせていただきます。
「質の高い授業→は、本当に効率のよい勉強法です。コムタスの授業を受け、後に→を行うことでかなりの得点アップにつながります。私は、を思い立って2週間ほど続けてみた結果、その直後にあった模試で数学の点数を20点伸ばすことにつながりました」
「これだけ先生方が、と言っている理由がよく分かりました。何から始めてよいか分からないという勉強の悩みを持っている人には一番にをおすすめします」
さっそく全てを語ってくれているような気がしますね(笑)。しつこく言い続けてよかったです。
「必死に・をした結果、志望校の入試で理科は9割、数学は8割とれていたと思います」
「をすることにより文法・発音・長文の読解スピードや文の内容理解力など色々と鍛えることができる魔法のようなものです」
理科と数学だけでなく、英語も鍛えるという、ある意味コムタス理系生徒のフルコースですね!
「先生から教わったやの考え方を始めたことで、自分で考えるようになり、苦手でもたくさんの問題に対応できるようになりました」
苦手でもたくさんの問題に対応!素晴らしいですね~。ちなみにこの卒業生は高3の1年間で200点以上伸ばして、本番で自己最高点を取ったんですよ。そんなことも出来てしまう勉強法がコムタスにはあります。
そのほか、卒業生の声をお読みになりたい方は【こちら】からどうぞ。
大学受験に向けて勉強法を一部改善するのは、結局はこれから挑戦する難しい勉強への備えをしているだけなので、実際には入試が済んでからも役立つハズです。人生の次のステップに進む彼らに、少しでも財産を持っていってもらいたいなと思っています。
コムタスはこんな塾ですが、大学受験で悩むより相談に来てみてはどうですか?悩む時間がもったいないですよ。
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